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【厨房機器の豆知識】都市ガスとプロパンガスの違いを徹底解説!

2020年8月18日

 

こんにちは!中古厨房機器販売・買取のリサイクルヒットです。

リサイクルヒットは様々な厨房ガス機器を販売しておりますが、お客様に商品をご購入いただく前に必ず「お使いのガス種は都市ガスかプロパンガスか」をお伺いしております。

皆さんは都市ガスとプロパンガスにどういった違いがあるか、ご存知でしょうか?

今日は改めて、都市ガスとプロパンガスの特徴とその違いをご紹介します!

【供給方法】

 

都市ガス・プロパンガスはまず供給方法に大きな違いがあります。

都市ガスは、道路の下に通っているガス管を通じてガスが届きます。

一方プロパンガスは、液化されたガスをボンベに充填し、それを各契約者に配送しています。

 

都市ガスが通っているエリアは主に人口の密集している都市部となります。

ガス管が通っていないところでは、都市ガスは使用できません。

 

一方でプロパンガスはボンベでの供給となるため、エリアを問わずどこでも導入することが可能です。

リサイクルヒットスタッフ
リサイクルヒットスタッフ
全国で都市ガスユーザーは約65%、プロパンガスユーザーは約35%と言われています!

 

【熱量】

 

都市ガスとプロパンガスは熱量も大きく違います。

プロパンガスの熱量…1m3あたり24,000Kcal

都市ガスの熱量…1m3あたり11,000Kcal

 

都市ガスよりもプロパンガスのほうが熱量が2倍近く高いです。

プロパンガスと同じ熱量で調理をするためには、約2倍量の都市ガスを使わなければならないということになりますね。

お客様
お客様
2倍の差があるということは…プロパンガスの方がお湯も早く沸かせて調理スピードが上がるということですか?
実際に使うガス器具は熱量の違いを考慮して、プロパンガス用器具のガス穴は小さく、都市ガス用器具のガス穴は大きく作られています。そのため火力は同じです。調理の時間が都市ガスとプロパンガスで変わることはありません。
リサイクルヒットスタッフ
リサイクルヒットスタッフ

 

【ガスの重さ】

 

都市ガスはメタンを主成分とする天然ガスで、空気よりも軽いです。

一方でプロパンガスはブタンを主成分とする液化石油ガスで、空気よりも重いです。

 

ガス漏れした際、都市ガスは天井部に溜まる傾向があるのでガス漏れの検知器は高い位置に、一方でプロパンガスは低い位置に溜まる傾向にあるので、ガス漏れ検知器は床に近いところに設置します。

プロパンガスは液体の状態でボンベに入れて運搬し、使用する際に気体に変換します。
リサイクルヒットスタッフ
リサイクルヒットスタッフ

 

【復旧の早さ】

 

災害が起こった際は、一般的にはプロパンガスの方が復旧が早いと言われています。

プロパンガスは、ボンベと周辺の配管、器具の点検が完了すれば使用が再開できるためです。

一方で都市ガスは地中に埋設されたガス管の検査を行う必要があるので、どうしても復旧に時間がかかってしまいます。

 

【ガス料金】

 

ガス料金は都市ガスよりもプロパンガスの方が高いと言われています。

ここでひとつ注意点です。

ガスの熱量比較の項目で、

「プロパンガスと同じ熱量で調理をするためには約2倍量の都市ガスを使わなければならない」

というお話をさせていただきました。

なので、正しくプロパンガスと都市ガスの料金を比較するには使用量を約2倍にした都市ガス料金プロパンガス料金を比べる必要があります。

プロパンガス料金=基本料金+ガスの使用量(㎥)× 従量単価

都市ガス料金=基本料金+ガスの使用量(㎥)×2× 従量単価

この計算式を比較して初めて料金を比べることができるというわけです。

ですがそれを差し引きしてもまだプロパンガスのほうが料金が高いと言われています。

 

お客様
お客様
どうしてプロパンガスは料金が高いんですか?
大きな理由として、毎回ガス販売員がボンベを配達する必要があり、必然的に人件費やガソリン代などのコストがかかるということがあげられます。
リサイクルヒットスタッフ
リサイクルヒットスタッフ

 

いかがでしたでしょうか?

同じガスでも、全然仕組みが違いますよね!

 

誤ってガス種が違う機器を買ってしまった場合、無理に接続するのはとても危険なので必ず行わないようにしてください。

 

リサイクルヒットでは厨房機器のガス種変換の工事も承っております!

都市ガス→プロパンガス、プロパンガス→都市ガス、どちらも対応可能です☺

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