こんにちは!業務用厨房機器中古販売・買取のリサイクルヒットです。
今回は三相200V(動力)に焦点を当て、その特徴を詳しくご説明しようと思います!
①動力は別途電気契約・工事が必要!
まず、動力を使うには電力会社さんへ使用機器を申告し、別途電気の契約をしなければなりません。
また、居抜の場合、以前のお店が三相200Vを使っていたならばその線を再利用すればよいのですが、
もし使っていなかったら、新しく引き込みの工事が必要になります。
工事内容は、電力量計の交換、200v用ブレーカーの設置、機器への配線手配など…。
大体ですが、費用は10万以上と言われています。
②動力の基本料金は単相100Vに比べ約4倍!?
動力の契約をした際、基本料金は単相100Vのものと比べ大体4倍程高くなります。
中部電力の基本料金を参考にしてみましょう。
~基本料金~
単相100V…約280円(※契約電流10Aの場合)
三相200V…約1123円
電力会社や契約内容によって料金体系は異なりますが、
単相100Vと三相200Vの基本料金の差は大きいです。
でも実は、長く使っていると動力の方がお値打ちになる大きなメリットがあるんです!
③三相200Vの電力量料金は単相100Vよりも断然安い!
動力は基本料金こそ高いですが、使った量に対しての電気代はとても安価です。
基本料金に引き続き、中部電力の電力量料金を見てみましょう。
~電力量料金~
単相100V…1kwhにつき約25円
三相200V…1kWhにつき約15円
なので、長い間多くの電力を使っていくとなると、動力の方がお得になる場合があります。
特に厨房機器は、冷蔵庫等常時稼働しなければならない機器が多くありますよね。
そんな機器が多い場合は、たとえ工事が必要でも、基本料金が高くても、長い目で見ると動力の方がお得!ということになりやすいのです。
また、動力は単相100Vよりも電動機への負荷が少ないため、消費電力が少ないという特徴があります。
パワフルな機械を単相100Vで動かすとなると、消費電力がかさみ、予想以上に電気代がかかることもあるのです。
実際のところ本当に単相100Vよりお得になるのか疑問です。
電気代の計算をして実証してみましょう!
次回更新の「厨房機器の電気事情 その3」では、単相100Vと三相200Vの冷蔵庫の電気代を計算して、比べてみます!
お楽しみに!